襖の種類と張替え方法の違いとは？

"和室の襖を張替えたことはありますか？なかなか張替える機会の少ない襖ですが、長年使っていると汚れが蓄積してしまいます。 襖の張替え方法は、襖や襖紙の種類によって様々です。 まず、襖には本襖、板襖、発泡スチロール襖、段ボール襖などの種類があります。 本襖は組子の上に和紙を何重にも重ねるもので、伝統的なタイプの襖です。襖紙が古くなっても、張替えができるようになっています。 次に、板襖は組子の上にベニヤ板を貼ったもので、丈夫な特性があり、和室と洋室の仕切りとして使われていることが多いです。しかし、重量があり、枠を取り外すことはできません。そして、発泡スチロール襖や段ボール襖は、それぞれ芯に発泡スチロールや段ボールが使われています。量産できて価格も安いですが、強度がないものが多く、襖紙だけでなく襖ごと取り換えなければならない場合もあります。 本襖や発泡スチロール襖は、一般の住宅にも使用され、張替えには片面で3,000円～4,000円、両面だと5,000円～10,000円ほどかかる場合が多いです。 本襖は枠を外して繰り返し綺麗に張替えをすることが可能ですが、板襖は枠が外せないので、重ね張りすることになります。 また、発泡スチロール襖や段ボール襖はシールタイプの襖紙が適しており、張替えが比較的簡単です。 襖紙の施工にはのりの他にアイロンやシールタイプもありますが、のりを刷毛で塗って貼り付ける方法が最も綺麗に張替えが可能です。 襖の張替えは頻繁に行うものではないので、自分で張替えてしわができてしまったり、でこぼこになってしまっても長期間そのまま使い続けることになります。 その為、仕上がりがきれいになる業者による張替えがお勧めです。 特に高級な襖紙が貼られている場合は、仕上がりが美しいことが重要で、万が一張替えに失敗すると費用も高くなってしまうため、技術のある専門業者に依頼することをお勧めします。"