障子の張替え回数を減らす方法について

一般的に、1年に1回は障子の張替えを行うのが望ましいと言われています。ただし、毎年1回の張替えが負担に感じられる人もいます。1年と聞くと随分長いように感じられますが、過ぎてしまえばあっという間の短い期間に感じられるケースが多いです。
　毎年障子の張替えで頭を悩ませることになるのは御免被りたいと考えているのであれば、業者に頼んで和紙の表面にアクリル加工処理が施された障子紙に張替えてもらうようにするとよいでしょう。そうすれば、張替えの頻度を減らすことができます。
　和紙の表面が塩化ビニール樹脂などでコーティングされていると、棒でつついたり、人がぶつかったりするようなことがあったとしても、簡単には破れません。障子が破れているととてもだらしない印象を見る人に与えますが、美しい状態を長く維持できるようになります。
　また、表面がコーティングされていれば水拭きすることができますので、汚れが付着しても、簡単にキレイにすることができます。障子を長く使っていると表面に埃等が付着して室内が暗くなってしまいますが、水拭きで簡単に明るさを取り戻すことができます。
　障子の張替え業者に、表面にコーティング加工がなされた障子紙への張替えを希望している旨を伝えれば、良い商品を用意してくれます。一般的な障子紙に比べると値段が高めですが、張替えの頻度が減りますので、結果的には安上がりになります。