畳の良さと張替え時期

畳は日本は固有の文化であり、伝統的な床材である。畳には天然素材がもつ心地よさがある。原料はイグサであり、イグサを乾燥させて利用している。3年から5年に1度を目安に裏返したり、張替えをしたりすることが勧められている。
畳には大気汚染の原因となっている二酸化窒素などを吸収する、空気の清浄化作用がある。またイグサの断面はスポンジのようになっており、空気がたくさんふくまれているので、適度な温度を保つことができる。また、湿度の調節作用もある。
畳には和のイメージや昔の家をイメージするとおもうが、フローリングにはないメリットがたくさんある。張替えることが面倒だと考える人も多いが、畳業者や張替えを専門に行っている業者もあるので、張替えてもらいたいときに困らない。張替えたいときに畳は持ち運びが便利なのもメリットの一つである。
日ごろから畳の取り扱いに注意し、きちんと手入れすれば、長く利用することができる。余分な水分は乾拭きし、干すことで湿気をとることも重要である。張替えたら場合、通気をよくすることで湿気を防ぎ、害虫の発生を抑える効果がある。
壁などを塗り替えると畳が思ったよりも古く見えたり、汚れが目立ったりすることがある。また、畳の表面がささくれ立ち、衣服につき始めたり、濃い茶色に変色してきたら張替えや裏返す時期である。張替えや裏返しが見た目だけでなく、健康にもしてくれ、イグサの香りが心を豊かにしてくれる。