新しい襖に張替えてエコでお得に

日本の和室にかかせない襖とは、部屋と部屋を仕切る間仕切り建具の一つである。木で出来た骨組みの両面に紙や布を張ったもので、襖障子とも言われる。襖の特徴は軽いこと。そして表紙を張替えることで、落ち着いた雰囲気から豪華な雰囲気まで様々な空間を演出することができる。
　役割として他には、押入れの目隠しの利用がある。後は室内の装飾として、デザインを変えることにより和室から洋室、和洋折衷と何でも合わせることができる。 　和紙や木を使う襖は湿気を吸収し、和室の土壁等と併用して湿度の調節にも一役買っている。襖内部に空洞があるため、断熱効果も期待できる。
　そして、何度でも張替えて使用することができるため、環境に優しいと言える。そんな襖を長持ちさせるためには、部屋の換気をこまめに行うことが大切だ。湿度が高い状態で部屋を閉め切っていると、カビが生える原因となる。適度に湿度を放出させると良い。
　いざ襖を張替える場合どうするだろうか。障子ならおそらく年末の大掃除の時に張替える様子が思い浮かぶ。しかし襖はそんな簡単に張替えられるようなイメージはない。 　張替え方法として代表的なものには、表紙の裏に「うけ」という紙を3枚張り、下地に襖紙を張るというやり方がある。
　その場合強度が増し、雨が降っても湿気を含みすぎない。そしてシミやアクが出にくいという利点がある。 　下張りをしない張替え方法もあるが、張替え時期が3～5年短くなる。 　やはり綺麗に長持ちさせるためにも、張替えはメンテナンスがしっかりしているプロの業者に依頼する方がお得でエコなのだ。