日本三大学府の一つと称された旧閑谷学校がある岡山県備前市

"人口約3万2千人の岡山県備前市は、東部は兵庫県に隣接する、備前焼と耐火煉瓦と漁業の町です。瀬戸内海に面し海岸線が入り組んでいて、瀬戸内海国立公園の一部を成し、北東部の吉永地区は標高300～500mの高原地帯で、自然に恵まれています。 岡山県備前市の日生地区では漁業が盛んであり、「日生」は「下津井」と並んで岡山県における魚介のブランドとして、知られています。特にカキの養殖漁業が行われていて、大粒で人気が高く、注目を集めています。このカキを使ったお好み焼き『カキオコ』で近年、町おこしを図っています。 岡山県備前市には、JR西日本の山陽本線と赤穂線の各駅があります。市内の中心となる駅の備前片上駅から電車で岡山駅まで44分、新大阪駅までは2時間前後でアクセスできます。 岡山県備前市にある閑谷学校は、長州藩の明倫館や水戸藩の弘道館と並び、日本三大学府の一つと称された歴史ある学校です。「旧閑谷学校」として特別史跡に指定され、講堂は国宝に指定されていますが、メディアでも取り上げられたことがあります。 岡山県備前市の伊部地区には、備前焼の作家・陶芸店が集まっています。備前焼の窯元・商店が並ぶ通りや不老川沿いの町並みは、ノスタルジックな雰囲気が漂い、町歩きも楽しみです。市内の日生町にあるみなとの見える丘公園からは、日生港に日生駅前港と日生諸島だけでなく、澄んだ日には小豆島まで一望できます。 また、岡山県備前市吉永町加賀美にある八塔寺ふるさと村は、日本古来の農村の景観が、訪れる人々を優しい気持ちにさせてくれそうです。標高約400メートルの台地に現在も茅葺き屋根の民家や段々畑が残り、四季それぞれの味わい深い里山の風景を楽しめます。"