業者が行う障子の張替えは障子も人も輝かせる

"私の実家では業者に依頼した障子の張替えを1年に2度行っています。私の子供を含めて両親にとって多くの孫が集まるお盆の期間前と身内の年配者のみが集まる正月の少し前です。前者はプラスチック製の障子紙での張替えを行い、後者は和紙の障子紙での張替えを行います。昔は私の父親が1人で行っていました。ですがプラスチック製の障子紙を張替えることになってから業者を利用しています。 業者を利用してまず感じたことは、やはり仕上がった障子の美しさです。プラスチック製の障子を利用している家庭は私の周囲にも何人かいます。小さな子供のいる家庭なら第一の選択でしょう。ですがプラスチック製の障子紙がたるんだり、歪んだりしている家がけっこう多いです。プラスチック製の障子紙は張替えが難しいので仕方のないことかもしれません。しかし美しさの観点から見れば、障子の魅力を半分殺しているようにも思えるのです。それゆえに実家に戻った際には、張替え業者の技術に惚れ惚れしてしまいます。 業者を利用して思った2つ目の感想は、障子に関する職業意識の高さです。実家の両親も高齢になり、力仕事や掃除の回数も減少傾向にあります。そのため障子の管理がいき届かないこともしばしばあるようです。そういう時にいつも助けてくれるのが、年末に障子紙を和紙に張替えてくれる業者の方です。障子紙の状態だけでなく障子の開け閉めから、一つ一つ点検してくれます。しかも支払う金額は障子の張替えのみ。本当に高齢の両親を持つ身としてありがたいです。 障子の張替えで業者を利用するようになってから、両親は障子の管理でとても楽になりました。そして私は障子の美しさに気付きました。障子の管理が大変、または障子が汚いと思う人は1度業者に依頼してみるのはどうでしょうか。障子を正しく利用した生活空間が取り戻せるはずです。"