障子の効果や種類と張替え方法

障子は、日本の住環境に欠かす事の出来ない建具の一つで、その歴史は平安時代迄遡ると言われてます。障子は、家の外からの直射日光を遮ったり、外の光を室内全体に広げ、柔らかく温かみのある光で部屋の中を照らしてくれる効果が有ります。又、室内に障子が有る事で、室内の湿気を吸い取り快適な住環境を作り出せる効果も有ります。この様な日本人の生活に欠かせない障子にはいくつかの種類が有りますが、定期的な張替えを行う事で、快適な生活を送る事が出来ます。障子の種類には、最も一般的な荒組障子や障子の横組子の数を増やした横組障子、縦組子の数を増やした竪組障子や関東地方で多く見られる横繁障子、更に升組障子や吹き寄せ障子等があります。これらの障子は、日本全国の風土や歴史に合わせた様々な障子が選ばれ建具として使われてます。又、障子の張替えで欠かす事が出来ない障子紙にも様々な種類が有ります。最も一般的な障子紙は普通紙と呼ばれる物で、吸水性や通気性に優れており価格的にも安く張替え易い障子紙ですが、強度的にはやや劣ると言われてます。一方、強化紙と言われる障子紙は、障子紙の原料にプラスティックやビニールが混ぜられた障子紙で、普通紙の4倍から5倍程の強度が有ります。更に、高級障子紙は障子紙の材料にマニラ麻やレーヨン等を混ぜた物等が有り、ご家庭の障子紙の張替えの際に選択する事が出来ます。この様な障子紙は、定期的に張替える事で障子紙の持つ効果を維持する事が出来、年末年始等の季節の変わり目等に張替える事が望ましいです。障子紙の張替えは、古くなった障子紙を格子から剥がし、障子紙を張る為の古い糊をしっかりと洗い落とす、格子が乾いたら障子紙を格子に合わせて仮止めし、障子紙がピンと張る様に張って行きます。障子の張替えを専門業者に依頼した感想は、自分で行うよりも手早く作業が完了し、しかも張替えた障子紙にしわ一つ無くとても綺麗に張替える事が出来ました。新しい障子紙のお陰で部屋の中が明るくなり、気分も一新出来ます。