畳に備わる空気浄化作用と畳のリラクゼーション効果

畳はイグサや藁などの植物によって作られている事は知られていますが、畳を構成する素材には様々な性能が備わっています。 防音効果や弾性は他の床材でも期待出来る物がありますが、空気の浄化作用は畳にしかない特殊な効果として知られています。
畳の素材として有名なイグサは、吸湿と放湿の機能があります。湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥した日は水分を放出して空気を清浄化してくれるのです。 いぐさの中身はスポンジ状であり、たっぷりと空気が詰まっています。その空気がこのような作用を生むと言われています。
畳の浄化作用はこれだけではありません。イグサには空気中にある、人体に有毒な物質を吸収してくれる性質があります。二酸化窒素ガスやホルムアルデヒドなどを減少させる優れた機能があるのです。 ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因の一つとしても知られていますから、気を付けたいものです。
また二酸化窒素ガスは大気汚染の原因にもなっているものです。 畳はこうした有害物質に対し、空気清浄機のような役割も果たしてくれるのです。 誰しも住まいに求める最も大切なポイントは安全性です。デザイン性だけでなく、こうした性能を兼ね備える床材は畳の他には滅多にありません。
空気清浄機としての役割だけでなく、イグサには逆に人の気持ちを安らげる香りがあり、大変リラクゼーション効果が高いと言われています。 様々な機能を果たす畳ですから、定期的な張り替えや交換は欠かせません。新しく刷新する都度、何度でも快適な畳ライフを送る事が出来ます。