富士山の登山口がある静岡県御殿場市

"静岡県御殿場市は人口が約8万7千人で、静岡県にある23の市の中で12番目であり、面積は約195平方キロで8番目です。1955年(昭和30年)に市制が敷かれます。 静岡県御殿場市は静岡県北東部、富士山の南東麓にあり、東側を神奈川県箱根町に接しています。市名の由来は、久能山に埋葬した徳川家康の遺体を日光へ移す途中、ここに仮殿を建てて安置したこととされています。JR御殿場線が走り、国道138号、246号、469号が通ります。東名高速道路御殿場インターチェンジがあります。JR御殿場線には小田急電鉄が乗り入れています。 静岡県御殿場市は丹那トンネルが開通する前は東海道本線の主要駅がありました。現在は富士登山口の一つとして知られています。第2次世界大戦後に駐留軍東富士基地、次いで自衛隊の駐屯地となります。また、工業化が進み、自動車、精密機械、紙器、印刷、家具などの工場が進出します。なお、市の大半は富士の裾野のため、火山灰土壌と高冷地気候によって、農業には不適となっています。ただ、養鶏、養豚、高冷地野菜栽培が盛んです。 静岡県御殿場市は1969年(昭和44年)東名高速道路の御殿場インターチェンジが開設され、翌年の1970年に表富士周遊道路が開通したことで、高原の観光都市として発展します。続々と、別荘やスキー場、ゴルフ場、自然科学館、高山植物園などの施設が作られます。 静岡県御殿場市にある駒門風穴や印野溶岩隧道はともに天然記念物で、富士芝は特産です。なお、市の一部は富士箱根伊豆国立公園に属しており、公園の玄関口になっています。"