“ふすま”の張替え方

"“ふすま”と聞いて思い浮かぶのは、押し入れの“ふすま”です。 押し入れに限らず、どの家にも“ふすま”があるのではないかと思います。 そんな“ふすま”の歴史をたどると平安時代末期まで遡ります。 よく時代劇ドラマや映画で、お城の大広間に豪華絢爛な“ふすま”を見かけることがあります。 一般家庭に、そこまでの“ふすま”は無いと思いますが、その構造は昔も今もほとんど変わらないようです。 そして手入れが必要なのも昔も今も変わりません。 “ふすま”は時間が経つと、シミや変色が見られ破れている場合もあります。 “ふすま”を張替えると言っても難しそうですが、そんなこともないようです。 主に“ふすま”には5つの種類があり、本ふすま、チップボールふすま、戸ふすま、段ボールふすま、発泡スチロールふすま、があります。 基本的に構造は一緒で骨組みに、ふすま紙、ベニヤ板を貼り付けたものです。 そして、ふすま紙の種類は、和紙、織物、その他、切手タイプ、アイロン貼りタイプ、シールタイプがあります。 初心者にはアイロン貼りタイプ、シールタイプが無難です。 では簡単に張替え方を説明します。 まず必要なものは、インテリアバール、ペンチ、マイナスドライバー、マスキングテープ、カッター、定規、ふすま紙、はけ等です。 必要ならばアイロンも準備しましょう。 そして張替えの手順は次の通りになります。 最初に、引手をバールなどで外します。 次に、ふすま枠に糊がつかないようマスキングテープを貼ります。 そして、ふすま紙がずれないよう位置を確認して接着し乾燥させます。 最後に、余分なふすま紙をカットして、引手を取り付けたら完成です。 そんなに難しくはないと思います。 ご自宅の“ふすま”、そろそろ張替えの時期を迎えていませんか。 部屋の模様替えも兼ねて、張替えてみてはいかがでしょうか。"