畳は、衛生面でもお勧めの、張替え自在な日本独自の万能床材

"畳は日本古来から存在している、自由に張替え可能な床材です。その起源は古く、 古代の時代から現在の畳の仕様と似たような、ゴザ、ムシロ、コモと言われる敷物があり、 その敷物がたたむことができる、要するに「たたむ敷物」であったため、時代の移り変わりを経て、 タタム～タタミ(畳)という言葉に代わっていったという言われがあります。 そんな伝統のある畳ですが、昨今では畳の主要な素材であるイグサを扱える職人さんは減ってきているのに、需要は大幅に伸びているのだそうです。 というのも、畳の素材はイグサが主流ですが、イグサには湿気を吸収してくれる調湿作用が高く、高温多湿の日本の風土に適していて、 昨今の夏の異常な灼熱気候に合わせて床を畳にリフォームしたいと要望が多くあると聞きました。 私も仕事を通して知り合った友人が実家で畳屋を経営しているということで、見学に行ったことがあります。 ご実家にお伺いすると、ほんのりイグサの香りが心地良かったと記憶しています。また畳にはいろんな種類があり、和室にも、洋室にも対応可能なことを教えて頂きました。 例えば、琉球畳といわれる縁の無い畳。碁盤の形の様な真四角な形の畳になりますが、フローリングの床表面に張替えても西洋インテリアにマッチすると思いました。 イグサではなく和紙を使用した和紙畳なども有り、メリットは、色の変質が起こりにくい点とイグサの様な草のささくれを気にしなくてよいので、掃除がし易いと、衛生面でも評判なのだそうです。 もともとの畳素材であるイグサの畳の最大の特徴は、使用していると段々と変化する緑色から茶色などになるような永年劣化。それすらもアンティークな魅力だと感じる方も多いですよね。ですが張替えが案外簡単に可能な畳は 衛生面からも張替えをお勧めします。とはいっても自己判断で安価な畳を購入して　自分で張替え作業を行うことはお勧めできません。 やはり、自己流で張替えを行って、床がデコボコになったり、色が全く合わなくて、結局、畳職人さんに再度お願いするという事例もあるといいます。 畳の張替えは伝統職です。色や素材、床の広さに合わせて、経験の有る畳職人に相談する方が、正しい張替えの選択だと思います。 畳の職人さんはインターネットなどで簡単に見つかります。見積もりや相談もメールで可能な場合もありますので、一度ご相談してみてはいかがでしょうか。"