障子の枠組みと障子紙はモダンと伝統を感じさせる

明治維新以降から日本は積極的に西洋列強の文化を取り入れ、発達してきました。その過程で日本の伝統的な住環境や住まいは少なくなってきましたが、一方でここ最近は日本的な文化を見直す動きも高まっています。 特に住まいのインテリアは、伝統を感じさせる物が私達の心を落ち着かせてくれるものです。
障子と言えば日本伝統の間仕切りであり、高い芸術性も兼ね備えている建具です。 最近ではホテルの洋風の一室に障子を取り入れている部屋なども存在し、どこかアーティスティックな趣を感じさせてくれます。 障子は和風の部屋だけに限定して使う建具ではないのです。
例えばデザイナーズ住宅でもモダンな雰囲気を演出する為に洋風の部屋の中に障子を取り入れる事があります。障子の枠組みも長方形だけでなく円から正方形まで幅広く、前衛的な雰囲気さえ感じさせてくれる事もあります。
それでいて自然の明かりをたっぷり採光してくれる障子紙が私達の心にどこか懐かしさを与えてくれる、不思議な魅力を演出してくれます。障子は伝統とモダンを兼ね備えている建具なのです。 また、魅力はこうした芸術性だけでなく利便性にもあります。
障子は汚れを感じた場合、紙を張り替える事が可能です。それにより買った時と同じような美しさを取り戻す事が出来るのです。 障子の張替えは繊細な手仕事ですから、きちんとした業者にお願いして交換してもらいましょう。