畳と畳の定期的な張替えについて

大体の一軒家に存在する、和室。ほとんどの和室の床はカーペットではなく畳を敷いていることだろう。だが、畳はい草からできているため、丈夫ではあるが経年劣化や外部からの刺激による破損部ができてしまう。というわけで私は定期的な張替えを推奨したい。
畳の張替え方法については多々ある。まずは裏返しだ。裏返しは、すでに敷いてある畳の表面を外し、裏面にして再度敷き直す方法である。裏返しは、貼ってから2～3年で行うときれいに張り替える事ができる。時間が経ちすぎてしまうと、乾燥等の劣化によって見栄えがよろしくない。
2つ目は表返しだ。表返しは劣化した畳の畳表と縁を新規のものと取り替えるという方法だ。綺麗に仕上がり、かつ見栄えも良い。また、縁も取り替えるため、変えようによっては部屋の雰囲気も張り替え前とは異なるものにすることができる。
また、張替えの際にはい草が十分に選別されているかどうかもしっかりと見極める必要もある。十分に選別されていないい草であれば、色合いも悪く、厚みも異なるため部屋の印象も悪くなってしまうだろう、値段にとらわれず、質の良い物を選ぶ必要がある。
質の良いい草は、切り落とし部分が質の悪いい草と比べて長くなっている。質の良いい草は畳表に使用した時に色合いも素晴らしく、非常に品質が高くなっている。畳は長く使うものであるから、値は張っても高品質な畳を選ぶ事が大切だ。