遠州三山を擁する静岡県袋井市

"静岡県袋井市の人口は約8万7千人で、静岡県にある23の市の中で13番目であり、面積は約108平方キロで15番目です。1958年(昭和33年)に市制が敷かれます。 静岡県袋井市は静岡県の南西部にあり、太田川と原野谷川が形成する沖積平野に立地し、東側には丘陵が分布しています。また、南側は遠州灘に臨みます。市内を東海道本線が走り、東名高速道路、国道1号、150号が通ります。 静岡県袋井市は江戸時代に東海道の宿場町として栄ます。近代になり、1889年(明治22年)に東海道本線が開通してからは、中遠地方の物資の集散地として発展します。 静岡県袋井市は米、温室メロン、レタス、花卉などの生産が盛んであり、丘陵では茶、ミカンなどが栽培されています。また、電気機器や化学、輸送用機器、楽器などの工業も発展しています。南岸の高尾に袋井駅が設置されると、駅前を中心に商業地として拡大していきます。 静岡県袋井市にある油山寺、可睡斎、尊永寺は遠州三山と称される名刹です。油山寺の山門、三重塔、本堂内厨子、また尊永寺の仁王門、金銅五種鈴は国の重要文化財に指定されています。一方、可睡斎はボタンで有名です。その他、富士浅間宮やサッカーのワールドカップ会場の静岡スタジアムエコパを擁する小笠山総合運動公園があります。市域の一部は御前崎遠州灘県立自然公園に属しています。"